毎日行う日常清掃に対し、月1回や年1回など一定の期間ごとに行う清掃を「定期清掃」と呼びます。
定期清掃の代表例
・フロアのワックス掛け
・カーペット洗浄
・エアコン洗浄
・高所ガラス清掃
・グリストラップ洗浄
定期清掃は日常清掃では手の届かない範囲や床のワックスなど施設の利用に伴って経年劣化していく床維持材の補修などを行います。基本的には従業員を含めた店舗利用者がいる営業時間帯にはできない作業が多いため、店休日や夜間に専門業者に依頼して実施することがほとんどです。定期清掃の適正な周期は、店舗の利用者数に左右されますが、日常清掃がしっかり実施できているかどうかも影響します。
例えばフロアのワックスの劣化は、砂や石によりワックスが傷ついたり、油汚れによりワックスが黒ずむことが主な原因です。日常清掃の掃除機掛けでしっかり砂や土砂の除去や、水拭きで油汚れを除去したり、また玄関マットの清掃をしっかり行うことで、フロアに砂、土砂、油の流入を減らすことができ、結果として定期清掃の周期を延ばすことができます。定期清掃の周期を延ばすことは、年間の清掃経費を削減できるだけでなく、洗浄汚水など環境負荷の高い物質の排出抑制にもつながります。